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私的詩的感情の泉


by milkmuffin
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決裂

この間

彼はとても疲れて
相当、しんどそうな感じだった。
私だって疲れている。
フルタイムで働くことになり
今年一年は、みんなに協力してもらわないと潰れるからねと
がんばってた矢先。

声をかけたかったが
こっちだって疲れているのに
ご飯を作っているその目の前で
キッチンの机に、うつ伏せで寝ていられたら
イライラした。
娘もイヤそうな顔をして
ソファに座っていた。

メールがきた
娘から
おかあさん、無視やよ。なんか言ったらだめやよって

ご飯が出来上がって
食卓に運んだが
彼はそのまま
「ちょっとどいて」言葉をかけた。
むっとして起き上がり
無言のまま、3人の食事が始まった。

知らん顔していた。
彼が話しかけてきた。
「今日、会議中に頭が痛くなり、同僚がみんな昼ごはんを
 食べに言っている間も、会議室で横になってた」
といった。
「それは大変ね、大丈夫?」とでも言えばいいものを
「それは大変ね。私は今倒れている暇はないわ」と言ったら切れた。

「・・俺は、倒れるほど暇ってか?」
 「そういう意味じゃあない。」
「すごく体がしんどいんや」
 「私だって疲れて倒れそう」
「あーそうか。誰も俺のつらさを分かってくれない。」

余裕がなかった。
自分も倒れる寸前でいつも踏ん張ってる。
自分の体をしっかり管理して、がんばってる。
夫は仕事だけしている。
男の仕事と女の仕事じゃ、違うのだろうけれど。
なんだか訳がわからなくって
切れた夫の顔がイヤで。

思わず「知らないってば」と言ったが最後。

「知らんだと?!!!!!」
「てめえの仕事と俺の仕事はレベルが違う」
「てめえの仕事はレベルが低い」

はぁ????
男女平等の職場なんですけど。
あなたの畑で働いているんですけど。
なにそれ?見下すの?
そんなだから、一番のポストにいつまでもなれないのよ。と言いたかった。
職場の私と同じ立場の人間を
いつもそうやって見下しているから
優しさや感情もなく
ただのロボットか、部下としか思えてないから。
娘は、もうやめてよと怒ってて、悲しそうだった。
「だから何も話すなって、言うなっていったでしょう」って。
ごめんね。ごめんね。

私は、今回のことは許せない。
いくら、売り言葉に買い言葉だとしても。
根底にある、彼の価値観。
女を見下す、卑劣な考え。

飯炊き女は黙ってろ?
飯炊き女は疲れてないとでも?
飯炊きだけさせてくだされば、三つ指ついてお迎えしますわよ。
お風呂になさる?とか言いますわよ。

働けと言われ
家を建てるときに
建てたいなら働けと言ったのはあなたでしょ。

愛情の欠片もないのね。
私はもう限界。

でも今、別れるわけにはいかない。
by milkmuffin | 2006-09-10 20:56